2011年4月25日

“普通”の価値観

「普通でない」ものが多い昨今、「普通である」ことは多いに誉めていると解釈してよい。

「不可とする要素が “特別には” ない」ことは、「満足」を意味し、その時点で評価は「良」である。あるいは「期待通り(の良さ)」。

「あえて欠点を探せばきりがない」だから、「あえて瑕疵や欠点を探さない(粗探しない)限りは合格」。

「普通」は、そうした価値基準において、満足のいく「並」。

しかし「普通の味ですね」といったら、「何の変哲も感動も賞賛もない感じ」がする。「普通に美味しい」と言うと、「十分に美味しい」と感じ取れるのが不思議だ。

かな。

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「普通においしい」でも、別にいいんじゃね!?
http://getnews.jp/archives/95578
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……またガジェ通か!
 

上を向いて

『上を向いて歩こう』はつくづく名曲だな、と思う。 
メロディも好きだが、個人的には永六輔による歌詞が特に好み。 

「上を向いて歩こう 
 涙がこぼれないように 
 思い出す 春の日 
 一人ぽっちの夜」 

いろいろな想像ができるし、解釈を断定できないところもいい。 

先ほど、ふと感じたイメージ。 
イマドキのビジネスマン風に。 

「上を向いて歩こう」 
⇒上昇志向を持ち、到達したい高み以外は見ない、遠くを目指す目的でのみ走る。斜面で上を見れば、自分より上位・先行の人しか見えない。追いつくよう努力しなさい。自分と同レベルあるいは下のレベルの人は視界から外して優越感は持つな。足下は見るな。 

「涙がこぼれないように」 
⇒案件を取りこぼさないように。 

「思い出す 春の日」 
⇒初心忘れるべからず。 

「一人ぽっちの夜」 
⇒平地で上を向いたらの他人の姿は見えない、自分の視界には空しかない、周囲の雑音を振り払って進みなさい。一人ぽっちの状況をあえて作り出しなさい。夜はネットを切断して一人の時間を持ちなさい。