2007年8月11日

 アメリカNRC (全米科学アカデミー) では、2000年に、2020年の製造業のあり方に関する調査報告書「Visionary Manufacturing Challenges for 2020」を発表した。同報告書では、「画期的な製品といえども4〜5年もあれば、他社に模倣される。優れた生産手法や開発体制も、競合企業が本気になっ て追いつこうとすれば、7〜8年で追いつかれる。最もキャッチアップがむずかしいのは、”人の能力や資質〃である」 ということが述べられている

http://kwenchanajo.ld.infoseek.co.jp/02-nare.html

2007年8月2日

大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している。


『7つの習慣』


20070305

正直、とは真実を語ること。言葉を現実に合わせること。

「誠実さ」とは現実を言葉に合わせること。約束を守り、期待に応えること。

その場にいない人に対して忠実になること、弁護すること。

その場にいない人との信頼関係を構築できる。

『7つの習慣』

20070311

弱き人ほど薄情である。やさしさは強き人にしか期待できない。レオ・ロスキン

謝るという行為は高潔な人格を必要とする行為である。

内的な安定性に欠けるにはできないことである。

弱い人は、自分が弱いものに見られ、他人がその弱みにつけこんでくるのではないかと恐れているからである。

そういう人の生活は、他人にどう思われるかに起因している。

自分の行動を正当化し、相手の間違いを自分の行動の言い訳に仕立てている。

『7つの習慣』

20070311

自制と自己のコントロールが、他人との充実した関係の土台になる。

『7つの習慣』

20070310

「デレゲーション」権限譲渡

他人に仕事を任せること。

人に仕事を任せる場合は「効果」を、自分で行う場合は「能率」を考える。

「コントロールを手放すこと」

『7つの習慣』

20070309

時間管理という言葉自体に誤りがある。

時間は管理できるものではない。

唯一管理できるのは、自分自身だけである。

『7つの習慣』

20070309

文章とは「使う言葉の選択である」 ユリウス・カエサル
使う言葉の選択を誤ったがゆえに起こる失言は政治に携わる人間には絶体にあってはならない愚行。
政治家には許されない。


『ローマ人の物語』

20070302
感情で嫌なこと、面倒なことを実行する習慣を身に付けること。
自らの嫌だと言う感情を目的意識の強さで服従させる。
これを可能にするのが高い率先力、主体性である。
それらが必要である。
ミッション、明確な方向性、価値観、「ノー」と言える大きな「イエス」が率先力を支える柱となる。
それらを自分の意志で行っているのだと自覚する「自由意思」。


『7つの習慣』


20070306

「主体性がある」とは

  • 自身の価値観に基づいて行動できること。
  • 質の高い仕事をこころがけ続け、実行すること。
  • 自分の行動の責任を自分でとること。
  • 環境や状況、条件に左右されないこと。

反対に、「主体性がない」とは、

  • 責任を放棄していること。
  • 物事に反応的にしか対応できないこと。
  • 周囲に振り回され、心理的にも不安定になる。

周囲に頼る、ということは、周囲に振り回される、ということだ。


『7つの習慣』


20070305
マネジメントは手段。どのような方法で結果を導き出すかが焦点である。
反対にリーダーシップは望む結果を定義している。
何を達成したいのか、への答えである。
 
マネジメントは、物事を正しく行うこと。
リーダーシップは、正しいことを行うこと。
 
リーダーシップは目的達成の道順を示すもの。
マネジメントは、道を効率良く進む方法。

『7つの習慣』


20070305


すべてのものは二度作られる。
一度目は知的な創造。明確なイメージが形作られ、設計図が引かれ、青焼きが作られる。
イメージの中の作業。
二度目は物的な創造。
実際に造られ、形を現す。
マテリアルは消費される。

『7つの習慣』


20070305


「率先力」とは、自分から進んで状況を改善する行動を起こせること。
酢大敵な問題解決を行うこと。

他の人の主体性を尊重し、責任を持たせ、任せる。
その人が自ら問題を解決できるように。


『7つの習慣』

20070305
自分の身に起こることによって人間は傷付くのではない。
自分がその状況を容認すると言う選択、によって傷を受けるのである。
心の底から「今の状況はこれまで私が行ってきた選択ので結果である」ということを正直に受け入れられることである。

『7つの習慣』


20070305
動物は外部からの刺激に対し、習慣によって特定の刺激に対して特定の反応をするが、人間はそうではない。
刺激に対して人間は、「自覚」『想像力」「良心」「自由意思」の選択をする自由がある。

<Responsibility>
責任(Responce + Ability)

「反応を選択する能力」=「責任を取れるということ」


『7つの習慣』


20070304
人は時間をかけて自分のものの見方を作る。
「先入観」「既成概念」「思い込んでいる常識」。
これらが「レンズ」を形成している。
他人が見ている「物の見方」に気付く必要がある。


『7つの習慣』


20070304
<人格>とは、9つの要素で構成される。

  • 誠意
  • 謙虚
  • 誠実
  • 勇気
  • 正義
  • 忍耐
  • 勤勉
  • 節制
  • 黄金律


『7つの習慣』


20070303
状況を変えたければ、まずは自分が変わらなければならない。
自分を効率的、効果的に変えるには、まず自分たちの知覚、ものの見方そのものを変える必要がある。


『7つの習慣』
上辺だけの対人コミュニケーションスキルでは、根本的な問題の解決にならない。
だから問題は再発する。

『7つの習慣』


20070304
人はあるがままを見ているようで、実はある種のレンズを通して物事を見ている。
その「レンズ」が私たちの世界観を作り出し、私たちの行動の方向を決定している。


『7つの習慣』

20070303
システムとは不断のメンテナンスが必要である、という認識。
必要に応じてただちに行動する柔軟な行動力。
それを可能にする経済力。
これらのいずれかがかけても機能しない。


塩野七海


20070302
(滅亡の)このような時代に生きる者にとって最善の忠告は何か。
そう、それは国を捨て、国外に脱出することだ。
昔(前504年)に、フォチェアの民がペルシアの支配に絶望して国を捨てたように。

古代ローマの詩人 ホラティウス
ローマの墓碑

幸運の女神はすべての人にすべてを約束する。
と言って、約束が守られたことはない。
だから一日一日を生きることだ。
一時間一時間を生きることだ。
何事も永遠ではない生者の世界では。


『ローマ人の物語』



20070301

真の知性とは、知識、教養だけではなく、見たくない現実まで見据える能力。
見据えただけでは充分でなく、見透し、最善の策を理解しうる力。
創造性のある現実認識能力。


『ローマ人の物語』


20070228
法についてのローマの格言。公正をきしてつくられるのが法律だが、そのあまりに厳格な施行は不公正につながる。

法の父、ローマ人らしい格言。


塩野七海


20070228
政治的平衡感覚。両極端の中央に座ってしまうことではなく、両極をたえず往復しながら常に最良の点を探し続けること。


『ローマ人の物語』



20070228
古代ローマの少子化対策(前18年)
非婚、離婚は個人の生き方の問題と自由だが、国家としては生んで欲しい。増えて欲しい。
そこで、婚姻者には税制面での優遇が、離婚者には冷遇がなされた。
不倫は公式に犯罪となった。


『ローマ人の物語』



20070228
選挙から名誉が消え、改革が利益の為に誘導されると、汚職が始まり、選挙のクリーン度は下がる。
政治は名誉であり、虚栄心をくすぐる要素がなければ、人は国政を遠ざける。
共同体としての存在意義が弱まってしまう。


塩野七海



20070227
日本酒の古酒  酢は「酢酸菌」を加えたもので、古酒とは異なる。
「長期熟成研究会」自主基準。法律で決められてはいない。
満3年以上熟成させた日本酒。ただし、増熱酒は除く。


20070226
政治への理解が低くても経済活動は可能だが、政治を行うには経済への理解が不可欠である。
カエサルもアウグストゥスもこの点を完璧に理解していた。


『ローマ人の物語』
塩野七海



20070226
改革は、破壊なしには達成できない。
素人は他者の利益を重んずる傾向がある。
自己は1人だが、他者は多勢。
その為、破壊は半端になり、改革は不徹底となる。
秩序を転覆させるには “大悪人” でなければならない。



塩野七海


200070223
ウィドゥキント 8世紀のサクソン人のリーダー、ザクセン公。
サクソン戦争において、カール大帝に降伏し、キリスト教化。
洗練前は黒馬、洗礼後は白馬を駆ったことでしられる。


20070225
平等。結果の平等ではなく、機会の平等であることに注意すべき。
不平等は「公正」で監視すべし。



塩野七海



20070223
国際人とは、その人の性格と、性格の反映である言動が国際競争力を持つ人のこと。
すなわち、国際的に通用する人、をさす。



塩野七海



20070223
民主制とは50%プラス1人の考えを実行すること。
反対派を考慮したら、民主制ではなくなる。
施政に不満があれば次の選挙で反対票を投ずれば良い。
このシステムが機能して、はじめて主権在民が成り立つ。



塩野七海



20070223
若者の感受性などというものは、精神的に怠けているオトナの降伏の印。
深遠で鋭敏な感受性はオトナだけのものである。

塩野七海


20070222
ものを書くにあたって、差別用語に神経を尖らせるのは、不毛なエネルギーの消費でしかない。

塩野七海



20070222
正義(正しい意義)には、他者もそれを認めなければ成立しないという面がある。
他者には他の義で迫られたら、義の正当性をより強く主張しなければならなくなる。


『人々のかたち』


20070222
友情の定義

考え方が似ていて互いに尊重しあっている者同士の間で成立する精神的なつながり。



『人々のかたち』


20070222
人生はマッチ箱に似ている。
用心に用心を重ねて扱うほどのことはないが、かといってぞんざいに扱ったのでは火傷する。

芥川龍之介


20070221
戦争と戦時のリーダーについて

「戦争好きの狂人では、戦時のリーダーにならない」

「戦場であっても、安全と思えるなら、何でも楽しみは行うべき。そして軍人としての職務をこなす。部下の心身の保護とともに」

「戦時のリーダーにはすぐれたパフォーマンスが求められる。偽善で構わない。死と向き合っている状況では、偽は偽ではなくなることが多いのである」

「戦争がヒューマンファクターに左右されることは、古代から現代まで変わらない。力量、性格、能力、経験、士気、古代と現代で異なるのは兵器と装備。平然と部下を犠牲にする将には兵は続かない。ミサイルを正確に落とすのはテクノロジーだが、どこに落とすかを決めるのは人間」
 
「シビリアン、ミリタリー、どちらの人間でも戦争は失敗する。ミリタリー的思考のシビリアンならば良いか。戦争は血を流す政治であり、政治は流血のない戦争」


『人々のかたち』
塩野七海



20070221
優れた創作者は、けっして簡単に一刀両断できるような人間は描かない。
なぜなら人間は、互いに矛盾する両面を合わせ持つのが普通で、そういうアンビバレンスを描ききってはじめて人間がかけている、ということになるからである。


塩野七海

20070219


芸術がプロテストの手段となるとき、貧しさとみじめさに覆われる。
健全な精神の人に、健全なよろこびと楽しみをあたえる。
健全な精神の酔いを与えるために、プロテストの手段でない芸術を望む。



20070218

(中国の)戦国時代の思想の中には暴力による革命を否定するものもある。
のちの儒家の旦代禅譲思想で完成する。


『中国の古代文学(二)』
白川静



20070218
古代中国における運命の定義

運命とは自己貫徹を妨げる力。
司馬遷が好んで用いる「周儻不覊(テキトウフキ)」というのは、この運命への挑戦者という意味。
 
『中国の古代文学(二)』
白川静


20070218

2007年8月1日

「白昼の意識は、しばしば夢の論理以上に独断と偏見に満ちている」
「できれば名無しのままで済ませたいと思う」
「創作ノートは覚めて見る夢。必要なことはメモしようとする心構え」
「ルイス・キャロルは存在しない少女を愛してしまったがために、ポートレート撮影に凝ったのではないか」
「シャッターを押すことで、世界の部分を手に入れる手形にサインした気になれる。その瞬間の自己欺瞞が楽しいのだ」
「弱者への愛には、いつだって殺意がこめられている」


安部公房


20070217
「小鬼たちが手を振って別れを告げる。なんとなく盛り場の終業時間の路地裏を思い出していた。
立ち去る客には、非日常的な歓楽の終わりの告知。見送る女たちには、うんざりするほどの日常の反復の儀式。」

『カンガルーノート』


20070216
人間自身よりも、身に付けている小物に関心が強いのは、孤独の証拠なのだ。


『ローマ人の物語』


20070216
多くの人は、「見たいと思っていること」しか見ず、見たくない現実からは目をそらしている。

カエサル

『ローマ人の物語』


20070215
義務について(デ・オフィチス)
 
あらゆる人間愛の中でも、最も重要で最も大きな喜びを与えてくれるのは、祖国に対する愛である。
父母への愛の大切さは言うまでもないくらいに当然んであり、息子や娘たち、親族兄弟、、そして友人たちへの愛も、親愛の情を恵んでくれることで、人間にとって大切な愛であることは誰でも知っている。
だがこれらすべての愛ですらも、祖国への愛にふくみ込まれるもとなのだ。
祖国が必要とするならば、そしてそのために起ってほしいと求めるならば、祖国に一命を捧げることに迷う市民はいないであろう。

キケロ
 
 
『ローマ人の物語』

20070214
キケロ、カエサルの文章を評して

「品格が高く、光り輝き、壮麗で高貴であり、なによりもまず理性的である」

文章で大切なことは「論理的で緻密。そして他人に伝え、わかってもらいたいという情熱と意欲。


『ローマ人の物語』
ルビコン以後

20070214
治安と清掃は、そこに住む人の民度を計るもっとも簡単な計器である。


『ローマ人の物語』

20070214
人気取りの為に作られた政策は国庫への負担となるばかりか「タダでもらえるものはもらえ」という庶民のモラルの低下をもたらす。
庶民は「お得」で利があるほうになびくものだから。
案外、「本当は困っていない」庶民から既得権益を取り上げても、不満はでないもの。


『ローマ人の物語』

20070213
「孤独」は「創造」を生業とする者には一生ついて回る宿命。
だがそれを嘆いてなどはいられない。
時間的精神的余裕そのものが、そもそもない。
周囲の無理解を嘆くには費しない。


『ローマ人の物語』


20070212
真の貴族性とは

  • 自身の優越性への確信
  • 怒りや復讐は自分の精神を他者の次元まで落としてしまうことにほかならない
  • 倫理や道徳の問題ではなく、自分と他者を同質視しないということ


『ローマ人の物語』

20070212
図にのる、とは。

以下の構図。

  1. 信頼の増加
  2. 親密度の増加
  3. 「甘え」への変質
  4. 「図に乗る」現象



20070210
方式(Method)とは誰が踏襲しても一定の生家が得られる普遍性のある方法。

カエサルの手法はMethodにならない。
状況に会わせて勝つ戦法を考えるからである。

『ローマ人の物語』


20070211
 
戦略的な失敗であっても、その責任があえて部下にあると所在をはっきりさせる。
人間は気落ちしている時に「お前の責任ではない」と言われるとホッとして、再起に必要なエネルギーを自己生産できなくなる。
指揮者の判断待ちという消極性に陥る。
(カエサルは)敗戦責任を明確にすることで、再起を促した。
「恥」じた兵士は再起を決意した。

『ローマ人の物語』

20070211

士は己を知る者のために死す。
すなわち、忠誠心とは、一点の曇りも部下に与えずにおけるかどうかで引き出せる。


20070210
テクノクラートとは

テクノクラート
政策に関与できるレベルの技術者。技官。技術官僚。
国力増大のための政治と科学の協力の際に活躍する人種。


20070209
 

人間を誰でも金で買えるとは、自分自身も金で買われる可能性を内包する人の考えることである。
非難とは、品案される側よりも、非難する側を映し出すものである。


『ローマ人の物語』


20070209
貧富の差は「私有地」(私有財産)を認めるから発生するのである。
格差が呼ぶのは、社会不安と金銭への執着である。


『ローマ人の物語』


20070208
正確に書く、とは、正直で公正あること。


『ローマ人の物語』


20070209
カエサルは復讐はしない。ただし、兵士の復讐心は活用する。
活用する者は、醒めていなくてはならない。燃える感情は、理性の制御を振り切って暴走するからである。


『ローマ人の物語』

20070208
カエサルは定員割れした軍団にも新兵を補充しなかった。

軍団単位での帰属意識の向上を行った。
帰属意識が高まれば、誇りも生まれる。
そうした軍団内部の同質性を重視した。

『ローマ人の物語』

20070208


野心とは何かをやりとげたいと思う意志。虚栄とは人々に良く思われたいという願望。

  • 野心
    • 他人に良く思われなくても、やり遂げなくてはならないという想い

  • 虚栄心
    • 他人に良く思われたい心

『ローマ人の物語』


20070206


カエサルの文章を評して
『簡潔、明晰、この上なくエレガント』
塩野七海



20070207
「カティリーナの陰謀」に対するカエサル

  • 疑わしいことに決定を迫られた際、記憶や友情や怒りや自費はひとまず忘れて対するのが正当な対し方である。
  • 理性に重きを置けば、頭脳が主人になる。だが、感情が支配するようになれば、決定を下すのは感性で、理性の立ち入る隙はなくなる。
  • 人々は刑罰について論議する時は、罪の本質を忘れ、刑罰そのものが重いか、軽いかしか考えなくなる。
  • どんな悪い事例とされていることでも、それがはじめられたそもそもの動機は、善意によるものであった。

『ユリウス・カエサル ルビコン以前』
「生き残るために鼻がきく」
サバイバル術の最も大切な要素は勘。
「どちらとも言わない(明言しない)、上層部についてはそれが肯定なのか否定なのか、勘を働かせなければならない。
無言の要求に察しがつかないものは、消されてしまう」


『裸の独裁者サダム』


20070202
「汚職を減らそうと思って党員から、新人でまったく何にも染まっていない人物を抜擢しようとしたんだ。
党のメンバーなら役人たちより正直だろうと思ったからだ。
しかしひと月も経たないうちに、新しいブラシも古いものと同じようにひどく汚れてしまい、汚職に染まると気付いたよ。


『裸の独裁者サダム』
p321

20070201
「問題は重要な地位にぴったりの人材をどうやって見つけるか、ということだよ。
私は自分の大臣たちがとりたてて有能でないことを知っている。
彼等には、とくに知性があるわけでもない。
バース党のリーダーたちについても同じことが言える。
たとえば彼らと会って、さまざまなややこしい問題を解決するために話し合うとする。
すると自分が何について話しているのか、彼らに理解させるためにだけに、果てしない時間を費やさなくてはならん。
連中の表情を観察していれば、彼らが何も理解していないことはすぐわかる」

『裸の独裁者サダム』

20070201
イラン '99
ナショナルジオグラフィック

腐敗した王制時代の高官と同じように、高位聖職者は腐敗している。
一族への富の収集。国民はうんざりしている。

すでにイラン革命を知らない世代が社会の中で多く登場している。
イラン革命にとって、教育、ライフラインは大きく整備された。

原理主義は法にも習慣の中にも色濃く残っている。
外面的な服従と、内面での不服従。
イラン人の複雑な心理。
 

20070131
evidence とは

anything that gives reason for believing something.
証拠


20070131
大正時代の職業婦人

代表的な職業婦人
「ガソリンガール」給油所のスタッフ
「市バスの車掌」(大正13年〜)
「電話交換手」
「デパート店員」
「記者」
 
知日派、タフト大統領(27代・米)

「美しい国土とと勤勉で忍耐強い国民」
「日本と良好な関係を持つことは文明国に必要なことだ」



コンビニの原点は「行商人」
「生」とは。

「何だってすべてを壊し、すべてを移ろわせ、すべてを流転の中へ委ねねばならぬといふ変梃な義務が我々一同に課せられているのであろう。こんな不快きはまる義務が世にいはゆる「生」なのであらふか?」

「少なくともその義務を重荷と感じるのは私だけに相違いなかった」

仮面の告白

20070127

潔癖さといふもの、好奇心には道徳心が

「潔癖さといふものは、欲望の命ずる一種のわがままだ」

「好奇心には道徳がないのである。もしかするとそれは人間の持ち売るもつとも不徳な欲望かも知れない」

仮面の告白

20070128


古典と漢文の素養。それが三島と川端の作家の基礎を形作っていると思われる。
と手塚さんは言った。


20070125
「風よ。龍に届いているか」を読みはじめた。
(20070122)元はHIPPONで連載。94年宝島社刊。
ウィザードリィへの愛情をひしひしと感じる一冊。ウィズへのっ深い愛情に読者は共感できるだろう。
ストーリーはオリジナル版を超越した、たぐいまれなイマジネーション。
ル・ケブレスの山に登攀で登ろうなど、よく思いついたものだと感心しきり。お見事。




「仮面の告白」を読みはじめる。
(20070125)
「紅白の太縄、黒塗りに黄金の欄干、そのひしと閉ざされた金泥の扉のうちにはまつくらな四尺平方の闇があって、雲一つない初夏の昼白中にこのたえず上下左右に揺られ跳梁していいる真四角な空つぽな夜が、公然と君臨しているのだった」
第一章から、神輿の描写

カフカの「失踪者」のタイトルは、文字どおり、法的な特定失踪者をさすドイツ語のままだ。
従来「アメリカ」として知られていたこの作品は、完全な未完の作品となっている。
カール・ロスマンはどこへいくのか。あてもなく大陸を遍歴するロスマン。
大人に入りかけた子供が社会で受けるさまざまな体験を経て、大人へとなっていく様を感じる。

20070119

MET タン・ドゥン「始皇帝」

松竹のMETライブビューイングにて鑑賞。
 
皇帝を讃える国歌を幼なじみの作曲家に依頼。
しかし将軍と結婚するはずの王女が作曲家と恋に落ちてしまう。
新しい国歌はできるが、万里の長城の建設に苦しむ労働者たちの歌を元にしていた。
将軍は作曲家に毒殺され、王女と作曲家は自殺する。
 
主演プラシド・ドミンゴ
演出チャン・イーモウ
衣装ワダ・エミ

瞑想する猿
 
初代チョロ松。
SonyのウォークマンのTVCF。

20070114