2008年1月3日

デジタル化によって、メディアがビットを人々に「押し付ける」のではなくて、ユーザーがビットを「引き出す」ことができるようになる。
 
※ビットはここでは「情報」を指す。それは「コンテンツ」であり、コンテンツを構成する「データ」でもある。
 
『ビーイング・デジタル』p122
コンピュータは利用面でも開発面でも、創造的な表現手段となりつつある
 
TV
開発の動機は技術的な要請。
出来上がった技術は異質な知的サブカルチャーを多様な価値観を持った人々に完成品として手渡された。

写真
写真は写真家によって発明された。
写真技術を完成させた人々は自分が表現するのに必要だからそうした。
芸術上の必要に合わせて、テクニックを洗練させた。
作家が自分の表現したい内容に合わせて形式を創造したように。

コンピュータ
PCはコンピュータ科学を純粋に技術的な動機付けから引き離し、写真に似た形で進化させようとしている。
社会のあらゆる階層の豊かな創造力を持った個人の手に直接つながることにより、利用面でも開発面でも創造的な表現手段となりつつあるのだ。
 
『ビーイング・デジタル』p119
 



いまや、コンピュータとテレコミュニケーションにおける大きな変化は、アプリケーションによって引き起こされるようになってきた。
 
つまり物質に関する基礎科学より、人間が基本的に何を必要としているかが重要になってきたのだ。
 
『ビーイング・デジタル』p110
デジタルの世界において、メディアはメッセージではない。メッセージを具体化したものがメディアなのだ。
 
『ビーイング・デジタル』p105
 
デジタル・コンバージェンス
 
さまざまなメディアがデジタル技術によって一体化していくこと
 
『ビーイング・デジタル』p81
レス・イズ・モア
これは建築家のミース・ファン・デル・ローエの言葉である。(中略)新しいメディアを手にした初心者にとって、この言葉は常に正しい。
「切りつめたものほど豊かだ(レス・イズ・モア)」ということが、初心者には理解できないのである。

『ビーイング・デジタル』p46
ビットはたやすく混じり合う。混合したビットを混じり合ったままでも、また別々にしても扱えるし、繰り返し使うこともできる。音声、ビデオ映像、データが組み合わさったものをマルチメディアと呼ぶ、。複雑そうに聞こえるが、これはビットが混じり合ったものに他ならない。
 
『ビーイング・デジタル』p31
 
ビットはビットについての情報を教えてくれる
(ヘッダい、スラグ(見出し)、キーワード、インデックス……)