その場の雰囲気がリラックスしてきたら、そこではじめてメモ帖を取り出すべきである。(p250)
ノン・メモ取材が推奨されるケース
- 自己顕示欲が強い相手
- 政治家、女優、宗教家など、作話性が強い相手。
- トップシークレットを握る相手
- 警戒心が前面に出て、喋ってよいことまで喋らなくなる。
- 素人を相手に取材する場合
- ドギマギして支離滅裂になるか、紋切り型の応えしか帰ってこなくなる。
インタビューの目的は、相手から情報を引き出すことであり、自分の知識をひけらかすことではない。こちらもそのテーマに(強いことを)少しは心得ていることを示してやる必要はある。(=ときには反論も必要である)
インタビューの最後の二、三分間は最も大切なとき。インタビューイはようやく解放されるのをよろこぶあまり、つい口が軽くなるもの。
ジョン・ガンサー