2007年8月2日

大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している。


『7つの習慣』


20070305

正直、とは真実を語ること。言葉を現実に合わせること。

「誠実さ」とは現実を言葉に合わせること。約束を守り、期待に応えること。

その場にいない人に対して忠実になること、弁護すること。

その場にいない人との信頼関係を構築できる。

『7つの習慣』

20070311

弱き人ほど薄情である。やさしさは強き人にしか期待できない。レオ・ロスキン

謝るという行為は高潔な人格を必要とする行為である。

内的な安定性に欠けるにはできないことである。

弱い人は、自分が弱いものに見られ、他人がその弱みにつけこんでくるのではないかと恐れているからである。

そういう人の生活は、他人にどう思われるかに起因している。

自分の行動を正当化し、相手の間違いを自分の行動の言い訳に仕立てている。

『7つの習慣』

20070311

自制と自己のコントロールが、他人との充実した関係の土台になる。

『7つの習慣』

20070310

「デレゲーション」権限譲渡

他人に仕事を任せること。

人に仕事を任せる場合は「効果」を、自分で行う場合は「能率」を考える。

「コントロールを手放すこと」

『7つの習慣』

20070309

時間管理という言葉自体に誤りがある。

時間は管理できるものではない。

唯一管理できるのは、自分自身だけである。

『7つの習慣』

20070309

文章とは「使う言葉の選択である」 ユリウス・カエサル
使う言葉の選択を誤ったがゆえに起こる失言は政治に携わる人間には絶体にあってはならない愚行。
政治家には許されない。


『ローマ人の物語』

20070302
感情で嫌なこと、面倒なことを実行する習慣を身に付けること。
自らの嫌だと言う感情を目的意識の強さで服従させる。
これを可能にするのが高い率先力、主体性である。
それらが必要である。
ミッション、明確な方向性、価値観、「ノー」と言える大きな「イエス」が率先力を支える柱となる。
それらを自分の意志で行っているのだと自覚する「自由意思」。


『7つの習慣』


20070306

「主体性がある」とは

  • 自身の価値観に基づいて行動できること。
  • 質の高い仕事をこころがけ続け、実行すること。
  • 自分の行動の責任を自分でとること。
  • 環境や状況、条件に左右されないこと。

反対に、「主体性がない」とは、

  • 責任を放棄していること。
  • 物事に反応的にしか対応できないこと。
  • 周囲に振り回され、心理的にも不安定になる。

周囲に頼る、ということは、周囲に振り回される、ということだ。


『7つの習慣』


20070305
マネジメントは手段。どのような方法で結果を導き出すかが焦点である。
反対にリーダーシップは望む結果を定義している。
何を達成したいのか、への答えである。
 
マネジメントは、物事を正しく行うこと。
リーダーシップは、正しいことを行うこと。
 
リーダーシップは目的達成の道順を示すもの。
マネジメントは、道を効率良く進む方法。

『7つの習慣』


20070305


すべてのものは二度作られる。
一度目は知的な創造。明確なイメージが形作られ、設計図が引かれ、青焼きが作られる。
イメージの中の作業。
二度目は物的な創造。
実際に造られ、形を現す。
マテリアルは消費される。

『7つの習慣』


20070305


「率先力」とは、自分から進んで状況を改善する行動を起こせること。
酢大敵な問題解決を行うこと。

他の人の主体性を尊重し、責任を持たせ、任せる。
その人が自ら問題を解決できるように。


『7つの習慣』

20070305
自分の身に起こることによって人間は傷付くのではない。
自分がその状況を容認すると言う選択、によって傷を受けるのである。
心の底から「今の状況はこれまで私が行ってきた選択ので結果である」ということを正直に受け入れられることである。

『7つの習慣』


20070305
動物は外部からの刺激に対し、習慣によって特定の刺激に対して特定の反応をするが、人間はそうではない。
刺激に対して人間は、「自覚」『想像力」「良心」「自由意思」の選択をする自由がある。

<Responsibility>
責任(Responce + Ability)

「反応を選択する能力」=「責任を取れるということ」


『7つの習慣』


20070304
人は時間をかけて自分のものの見方を作る。
「先入観」「既成概念」「思い込んでいる常識」。
これらが「レンズ」を形成している。
他人が見ている「物の見方」に気付く必要がある。


『7つの習慣』


20070304
<人格>とは、9つの要素で構成される。

  • 誠意
  • 謙虚
  • 誠実
  • 勇気
  • 正義
  • 忍耐
  • 勤勉
  • 節制
  • 黄金律


『7つの習慣』


20070303
状況を変えたければ、まずは自分が変わらなければならない。
自分を効率的、効果的に変えるには、まず自分たちの知覚、ものの見方そのものを変える必要がある。


『7つの習慣』
上辺だけの対人コミュニケーションスキルでは、根本的な問題の解決にならない。
だから問題は再発する。

『7つの習慣』


20070304
人はあるがままを見ているようで、実はある種のレンズを通して物事を見ている。
その「レンズ」が私たちの世界観を作り出し、私たちの行動の方向を決定している。


『7つの習慣』

20070303
システムとは不断のメンテナンスが必要である、という認識。
必要に応じてただちに行動する柔軟な行動力。
それを可能にする経済力。
これらのいずれかがかけても機能しない。


塩野七海


20070302
(滅亡の)このような時代に生きる者にとって最善の忠告は何か。
そう、それは国を捨て、国外に脱出することだ。
昔(前504年)に、フォチェアの民がペルシアの支配に絶望して国を捨てたように。

古代ローマの詩人 ホラティウス
ローマの墓碑

幸運の女神はすべての人にすべてを約束する。
と言って、約束が守られたことはない。
だから一日一日を生きることだ。
一時間一時間を生きることだ。
何事も永遠ではない生者の世界では。


『ローマ人の物語』



20070301

真の知性とは、知識、教養だけではなく、見たくない現実まで見据える能力。
見据えただけでは充分でなく、見透し、最善の策を理解しうる力。
創造性のある現実認識能力。


『ローマ人の物語』


20070228
法についてのローマの格言。公正をきしてつくられるのが法律だが、そのあまりに厳格な施行は不公正につながる。

法の父、ローマ人らしい格言。


塩野七海


20070228
政治的平衡感覚。両極端の中央に座ってしまうことではなく、両極をたえず往復しながら常に最良の点を探し続けること。


『ローマ人の物語』



20070228
古代ローマの少子化対策(前18年)
非婚、離婚は個人の生き方の問題と自由だが、国家としては生んで欲しい。増えて欲しい。
そこで、婚姻者には税制面での優遇が、離婚者には冷遇がなされた。
不倫は公式に犯罪となった。


『ローマ人の物語』



20070228
選挙から名誉が消え、改革が利益の為に誘導されると、汚職が始まり、選挙のクリーン度は下がる。
政治は名誉であり、虚栄心をくすぐる要素がなければ、人は国政を遠ざける。
共同体としての存在意義が弱まってしまう。


塩野七海



20070227
日本酒の古酒  酢は「酢酸菌」を加えたもので、古酒とは異なる。
「長期熟成研究会」自主基準。法律で決められてはいない。
満3年以上熟成させた日本酒。ただし、増熱酒は除く。


20070226
政治への理解が低くても経済活動は可能だが、政治を行うには経済への理解が不可欠である。
カエサルもアウグストゥスもこの点を完璧に理解していた。


『ローマ人の物語』
塩野七海



20070226
改革は、破壊なしには達成できない。
素人は他者の利益を重んずる傾向がある。
自己は1人だが、他者は多勢。
その為、破壊は半端になり、改革は不徹底となる。
秩序を転覆させるには “大悪人” でなければならない。



塩野七海


200070223
ウィドゥキント 8世紀のサクソン人のリーダー、ザクセン公。
サクソン戦争において、カール大帝に降伏し、キリスト教化。
洗練前は黒馬、洗礼後は白馬を駆ったことでしられる。


20070225
平等。結果の平等ではなく、機会の平等であることに注意すべき。
不平等は「公正」で監視すべし。



塩野七海



20070223
国際人とは、その人の性格と、性格の反映である言動が国際競争力を持つ人のこと。
すなわち、国際的に通用する人、をさす。



塩野七海



20070223
民主制とは50%プラス1人の考えを実行すること。
反対派を考慮したら、民主制ではなくなる。
施政に不満があれば次の選挙で反対票を投ずれば良い。
このシステムが機能して、はじめて主権在民が成り立つ。



塩野七海



20070223
若者の感受性などというものは、精神的に怠けているオトナの降伏の印。
深遠で鋭敏な感受性はオトナだけのものである。

塩野七海


20070222
ものを書くにあたって、差別用語に神経を尖らせるのは、不毛なエネルギーの消費でしかない。

塩野七海



20070222
正義(正しい意義)には、他者もそれを認めなければ成立しないという面がある。
他者には他の義で迫られたら、義の正当性をより強く主張しなければならなくなる。


『人々のかたち』


20070222
友情の定義

考え方が似ていて互いに尊重しあっている者同士の間で成立する精神的なつながり。



『人々のかたち』


20070222
人生はマッチ箱に似ている。
用心に用心を重ねて扱うほどのことはないが、かといってぞんざいに扱ったのでは火傷する。

芥川龍之介


20070221
戦争と戦時のリーダーについて

「戦争好きの狂人では、戦時のリーダーにならない」

「戦場であっても、安全と思えるなら、何でも楽しみは行うべき。そして軍人としての職務をこなす。部下の心身の保護とともに」

「戦時のリーダーにはすぐれたパフォーマンスが求められる。偽善で構わない。死と向き合っている状況では、偽は偽ではなくなることが多いのである」

「戦争がヒューマンファクターに左右されることは、古代から現代まで変わらない。力量、性格、能力、経験、士気、古代と現代で異なるのは兵器と装備。平然と部下を犠牲にする将には兵は続かない。ミサイルを正確に落とすのはテクノロジーだが、どこに落とすかを決めるのは人間」
 
「シビリアン、ミリタリー、どちらの人間でも戦争は失敗する。ミリタリー的思考のシビリアンならば良いか。戦争は血を流す政治であり、政治は流血のない戦争」


『人々のかたち』
塩野七海



20070221
優れた創作者は、けっして簡単に一刀両断できるような人間は描かない。
なぜなら人間は、互いに矛盾する両面を合わせ持つのが普通で、そういうアンビバレンスを描ききってはじめて人間がかけている、ということになるからである。


塩野七海

20070219


芸術がプロテストの手段となるとき、貧しさとみじめさに覆われる。
健全な精神の人に、健全なよろこびと楽しみをあたえる。
健全な精神の酔いを与えるために、プロテストの手段でない芸術を望む。



20070218

(中国の)戦国時代の思想の中には暴力による革命を否定するものもある。
のちの儒家の旦代禅譲思想で完成する。


『中国の古代文学(二)』
白川静



20070218
古代中国における運命の定義

運命とは自己貫徹を妨げる力。
司馬遷が好んで用いる「周儻不覊(テキトウフキ)」というのは、この運命への挑戦者という意味。
 
『中国の古代文学(二)』
白川静


20070218