2007年11月12日

テーマはひとつでは多すぎる。
ひとつでは、すべてを奪ってしまう。
 
ウィラ・キャザー(アメリカの女流作家)
「(恋人は)ひとりでは多すぎる、ひとりでは、すべてを奪ってしまう」
相手がひとりしかいないと、ほかの人が見えなくなって、すべての秩序を崩してしまう。

「テーマはひとつでは多すぎる。少なくとも2つか3つをもってスタートして欲しい」
   
「思考の整理学」P42
中国の古人、欧陽修(おうようしゅう)は文章を考えるのに良い3つの場所を「三上」と呼んだ。
 
  • 馬上
  • 枕上
  • 厠上
 
今で言えば、通勤電車の車内、就寝前の床の中、トイレの中。
 
「思考の整理学」p37
「見つめるナベは、煮えない」
 
英語には「Sleep over」という成句がある。一晩寝て考える。

朝の思考は発見に満ちている。
 
「思考の整理学」p32
倉庫内の整理は順序良く並べる整理。工場内の整理は邪魔なものを取り除く整理。

コンピューターにできないことをしなくてはならない。創造的人間である。
脳は、新しいものを作り出す工場でなければならない。倉庫なら入れたものを紛失しないようになっていれば良い。
工場にやたらなものがあっては、作業能率が悪い。よけいなものを処分して広々としたスペースをとる必要があるがすべてを捨てては作業にならない。整理が大切である。
 
「思考の整理学」p112から抜粋