2008年2月2日

ボキャブラリーをふやすためには、どうすればよいか。まずはたくさんの文章を読むことからはじまる。その場合、漫然と読み過ごしていては、なんの役にも立たない。ここでは記憶力が必要になってくる。とはいいながら、人間の記憶力には、限界がある。よいことば、きれいな表現に出あったら、すかさず、ノートに書き写すという努力を怠ってはならない。

他人に深い感銘を与える文章をものするためには、書きながら考え、考えながら書くという以外に方法はない。一字一字をゆるがせにしない書き方、文字どおり彫身鏤骨の作業の連続でなければいけない。

「文章の実習」大隈秀男 p94